アレヤコレヤの散文 あたまのなかの引き出し ソレトこれがつながる

『つみツミ』2回目 《 後編 》


〜つづき〜

みたくって、みたかった “バトントワーリング”
ドルグーミンの帳簿に書かれた“カンシャク”の物語
ここに来た全ての人形達の事が記入される帳簿。


全然違う雰囲気の物語なのに、すぅーっと自然に始まるんだ
シャグベールの読み上げにいつの間にか暗闇に、小さなロウソクと蝋人形のカンシャクがいる…

 

きれいなものに溢れて溢れた物語10.
愛情を表す言葉の連なりと共にある音(ね)と光(と影)


チビロウソク役のめぐみさんと拓馬さんの掛け合いに、ジッと動かない蝋人形のカンシャク
性別も年齢も不明な無機物のロウソクが健気すぎる…、自然に健気。
恥ずかしいくらいに透明
って……ワタシ、その台詞で溶けました……


拓馬さんの朗読(本当に帳簿を覗き込んで読んでいるんです)のちょっと鼻濁音っぽい声の心地よさと、しゃがんだ姿勢のめぐみさんの高めの声音。愛らしいロウソクの声がコソコソって感じに内緒の気持ちを教えてくれているみたいで、目を閉じて聞き惚れていると、ドルグーミンの地下室からさらに別の世界にトリップ(博物館とか、マダム・タッソーの館?)できます。
そうして目を開けてみると、いつの間にかに蝋人形が静かに動き出しているんです。

 

【 静と動 白と黒 怒と優 】
小さなロウソクが燃えきり、その場に残された蝋人形のカンシャク、静かに燃える青い炎のようなカンシャク
そこからだんだんと情熱的な赤い炎になっていくように見えるんです!(蝋人形なんですけれどもね)。

カンシャクの“癇癪持ち”を表す「もとより、我慢は苦手」の我慢をする相手2つがセンス良すぎで……。マイナスイメージの “癇癪” を逆手にとる表現が、影と光で良過ぎて……もうねぇ……心地良過ぎです。

 

読み手のリズムと台詞に合わせ、物語の感情を現す踊り&バトントワーリング
(バトンの競技や演技がどんなものなのか存じないのでわからないのですが) あんなにも感情豊かにバトンと一緒に舞えるものとは知らなかったので驚きました。


カンシャク役 : 渡辺翔史さん(バトントワーリング)

肘から肩へ行き、首の後ろを通って反対側の肩へ自転しながらゆっくり移動するバトン。吸いつくように手に戻ってきたり、絡みつくように動くバトン。生きているのアナタ?って感じで驚嘆しまくりでした!


プロで何十年も鍛練を積んでいても、客席とあの距離で手から離れる道具を扱い、尚且つ演じるというのはすごく技術も精神力も必要なんだろうと思います。
しかも、お衣装が上着はボタン止めのシャツに蝶ネクタイ。シャツのサイズが大きめで袖口と裾口がガバガバしているの(デザインがラブリー!)、ぴたっとした服の方が動きやすそうに思うのですが…
苦もなくバトンを扱い舞っているので、凄味が増します。そして、ボトムは膝丈のバルーンキュロット(キルティング生地めちゃかわ)でボーダーハイソックスとの間から出ている膝頭が美しすぎでした!

 


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大々満足に頭ポヤーンとしたままで今度はまさかのシャグベール!の語り

この辺りから時間感覚(一応お芝居だから上演時間の今どこら辺かしら?っていう体感時間)が変になりました。
率直に言うと、
「えぇーっ、まだあるの“物語”!? 出血大サービス過ぎない?もう両手に持ちきれないし頭はパンク寸前だよ」

で、で…、シャグベールが……ね……、


ドルグーミンの中心で愛を叫ぶ!
ジュリーシアへの恋慕をめっちゃ叫ぶからーー


シャグベールの真面目に真面目に 鮭をくわえた“木彫りの熊”とか、物干し竿に “パチン パチン”(水分へっちゃらなぬいぐるみ)で泣かされるなんて思わなんだよ…なんてこったい!!




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シャグベール・ヌエルタ・クマ役 : 末原拓馬(おぼんろ主宰)さん


末原拓馬さんのひとり芝居も観られるなんて思っていなかった。シャグベールがドルグーミンの地下室に辿り着いた時に、なぜここに来たのかストーリーを既に語っていたからそれ以上の物語があるなんて想像しなかったし、知ろうとしなかった。


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1回目参加の時、
ジェシーが持ち主に捨てられた後、すごく前向きにでも見誤った方向(外側に“ステキ”を付け足してゆく)に自分の “価値” を見い出し、それに対して 「本当に欲しかったものは違うんじゃない? 誰か そばにいてほしかったんじゃないの?」という答え(応え)を出したシャグベール。

凄い!よく短時間で導き出したな!って思ったんだ。
余りにもストんとくる事を言うからビックリした。

それが、
このひとりで心情を吐露するシーンをみて納得!
ドルグーミンの地下室に来たのは偶然だって言い張っていたけれど、この子捨てられたという事実に薄々気付いていて置いてけぼりになった部屋でとか、ゴミ集積場とかゴミ収集車とかで考えまっくたんだ、

考えて 考えて 考えて


捨てられた事で自暴自棄になるのではなく、
そこから、その先の “これから” を想像したんだろうね、
“どうすれば幸せになれるのか?”

考えて 考えて 考えて、この導き出したこたえが、
「自分に価値がある・無いかによって、必要とされる・されない」
じゃなくて、
「そばに居てくれる“誰か” は代わっていくかもしれない。けれども、他の“誰か”の傍に新たに寄り添ってあげられるかもしれない」


チビロウソクとカンシャクとシャグベール
キンキラキンのラブを与えるほうの人達

しかも、カンシャクはチビロウソクと出会って、自身の考え方、在り方を変化させた人形
キンキラキンのラブを目の当たりにしたり、貰ったことのあるひと(モノ)は、他の人にそれを“あげる”ことが出来る。出来るはず。

 

シャグベールの物語の間、
ツミの腰掛けて聴いている姿が困った様な哀しい様なそれでいて、微笑んでいるような表情で…どんな事思っていたのかな

 

シャグベールの告白の最後の方は白飛びしてて殆ど覚えていない。と言うか、天然光が一切入らない空間なのに、太陽の光が眩しすぎて見えない感じ。
うぉぉ、眩しい……
メイン広場の高台の階段裏にグラウンド用照明みたいな大きなシルバーの照明器具があるなーと思っていたら、シャグベールのここで活きるのね。横からみていても 大きな光が…ま、眩しい……


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《2回目の怒涛の洪水》
・蜘蛛と知ってからのカガミウツシ
光(白)で華柄みたいな照明がパアァ!
アレは蜘蛛の巣なのかー!


・歌
この場面は場内が明るめに照らされる上に、ドルグーミンの広場のみんなが浄化されたみたいな気持ちだから(そうであると良いな)、一体感が半端なくて演劇を観てるの忘れちゃう。ほーんと、ドルグーミンの地下室でとある一晩を体験してきた感じ。大円団

2回目は、前回帰りに歌詞カードをもらったので口ずさめました!この歌詞 サラッと目を通すと意味不明な感じがするのだけど、声に出してみるとじわっと染み入る。
頭で理解、ではなく感覚でとらえる歌。末原拓馬さんの創る歌は殆どがそんな感じ(少ししか知らないし歌詞を覚えれないのですが)。
真面目に向き合うと号泣なので、直視を避けるほどです。


・かげを放つ
ここでも、光(白)で華柄みたいな照明がパ!と散るんですよ。
参加1回目は特にドームも気にとめずに「カンカン照り」ワードにも反応しないで、手元に注視してかげ摘みをした鏡を上に向け、かげを放ちました。
階段で摘んできた影を広場で放つ。それに満足して周りの様子はみていませんでした。

今回は“かいじゅうルート”で、何故「カンカン照り」になるのか?なったのか?を知ってるが故に鏡持ちの人形達が放った影の色が、同じ景色でもたっくさんの光たちに見えたんです!
この景色は想像しないとみられない“カンカン照り” 物理的効果ではみさせてくれない!

そして、その場にいるみんながそれぞれにそれぞれの“カンカン照り”をみているんだなーと、後から気付く。2回参加したおかげです。まず自分のみえ方が変わるし、じゃあ他の人はどうなんだろうか?と思ってしまう。物凄いつくりの物語ですよ。

 

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そして、最後に
残念ながら殆どみられなかった“プカプカルンタ”

 


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プカプカルンタ役 : 権田菜々子さん(コントーション/アクロバット/ダンス)

 

ななこさんの笑顔が大きなヒマワリみたいで良いんです!最初の宴での大車輪みたいな回転技。高速で回るのにバタバタ音がしないんです。
ゴールドのスパンコールと黄色いチュチュに赤い唇、成程のアヒルのゴム人形


アンコ熱唱後、広場に戻ると踊りの途中に合流。
これが意外とすんな〜り溶け込む感じで驚き!?
チョキさんとプカプカルンタの踊りフルで観たい(し、地下道で迷子のあの人見たい)。


チョキさんの髪の毛。真近くで後頭部ガン見(寝床に横になった時に真横)出来たのですが、クルクル小ぶりで綺麗なカールと小さな三つ編みが細かく施されていて、色がコーラルピンク?淡〜い上品なピンクの色合いに艶やかで本当に美しかった!

情け深く情に厚い・抱擁力抜群(実際ハグ力強そう)な井俣さんのチョキ・ザ・マネー・ブー


【つみきルート】
は井俣さんの一人芝居あったのかな?
公式コピーライトにある《影を積む》つみきだけに影を“積む”こと出来るのかな?
チョキさんに“外そうか”と促されるツミの水色スカーフ。あれ!?そう言えばいつの間に巻いていたの?一体どんなお話が語られたのでしょう? つ・み・き

 

たまたま、かざぐるまのはずがパズルルートに参加出来て体験したパズル→かいじゅうルート

つみき(かざぐるま)ルートが抜けている今の状態は、知らない事がある上でのドルグーミンの物語。
コレはコレで私の物語。私の感想。私のつみツミ。

 

体験してみたいのが、
『キャガプシー』を知らないでみる『かげつみのツミ』

つみツミで『キャガプシー』を知り『キャガプシー』を観て、それから知る『かげつみのツミ』物語


最初、「ツミ?誰それ?」に始まりキャガプシーシアターのテントに訪れ、それから成程、繋がってゆく物語!

 

『キャガプシー』も、幕間の物語『かげつみのツミ』もおぼんろの定番でありつつ、その時その場に合わせて変化してゆく物語たち
になっていくとステキですね

 

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ローチケ演劇宣言!(ゲネプロ記事/写真沢山)

engekisengen.com

 

 


おぼんろ主宰 末原拓馬氏 公式ブログ

ameblo.jp

 

(台本無しなので、展開順序 台詞 名称 合っていないと思います。想像力と妄想力で補っていたり、捏造があるやも知れません。かげの色は金色にも銀色?はたまた、玉虫色にも見えるかもしれません。広い心で読んでいただけるとありがたいです。)

 

〜おわり…〜

『つみツミ』2回目 《 前編 》


〜1回目からのつづき〜


ツミ 今回は聞き役なのかと思った。ドルグーミンの地下室に来てみて、人形たちの受け手の様な印象だったから。

 

まさか、
ツミメインで
まさか、
めぐみさんをあんなにみっちり観られるとは思ってもいなかったので…嬉しすぎました。しかも、一人芝居〜二人芝居まで。

独白も会話も、引き付ける魅力満載。独特の声に、間の取り方、コミカルだったり愛らしい動き。本当にツミ その人そのもの。

 


「ここだけの話」だから、秘密だし内緒


いや〜
2回目のドルグーミン探索、参加して良かった!へっ? ええっ! えー!! ってなりました

 

ハシコロゲがツミの白髪を綺麗と言ってたり、ツミ自身ツミの中身が “沢山の影“って最初に言ってた。そうなの? そういう事だったの!?




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衝撃の秘密を知り、事の成り行きを全然処理出来ないうちに、テルテルが遊びに来て次から次へと繰り出すマイペースぶりが可笑しい。
ここでの2人のやり取りが、基本コミカルな(天然)ボケとツッコミで、ツミのツッコミの間が上手い!早すぎないし、言うことが的確過ぎる。大好き。マッキー ネタと、足が遅い ネタ。


1回目でてるてる坊主の由来を諸説教えて貰ったけど、そういえばテルテル自身の話は聞いていなかったんだね。

ほのぼのストーリーに笑っていたら、テルテルがさも当たり前のように、そのテンションで爆弾発言を言うから、また急展開に頭が全然追いつかない。


テルテルの揺るがない決心と、一旦は引き留めるけれどテルテルの選ぶ道がわかっているツミ。お互い壁から顔をちょこっと覗かせて見つめ合うのが、愛らしい合わせ鏡みたいでした。



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テルテルが清々しいんだよね。
嬉しそうに話す、カミサマから使命を授かってそれを果たす気満々のテルテルがねぇー。


そのくだりを聞いていて、真後ろで爆泣きしている方もいるし、私は晴れやかな雰囲気のテルテルだなぁと、吹っ切れた爽やかさを感じていて。
穴蔵?洞窟みたいな小部屋が3つ横並びにあり、そこをフルに活かして物語が繰り広げられ、対面側に数十人の新人人形(私達)がいる。あの場が自由で、カオスな感じがとっても心地よかったです。笑ったり泣いたり、歌ったり歌わなかったりで自由に居られるの最高。

 

 

1回目参加時に、
・テルテルの一人芝居時に、フード付きマントの首元に結んであった水色水玉リボンが無くなってる
・広場に再集合したあと、ツミがそのリボンを握っていたり…
特に気に留めなかったのだけど、
2回目参加したらちゃんとそのいきさつが、こちらで描かれていたのですね!
あぁ、そうかこういう感覚か。『かげつみのツミ』の3つのルートそれぞれで紡がれる物語たち。どれをどの順番で体験するかによって、受ける印象・想像すること・繋がる物語が個々によって違う。

 

 

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ここからまだまだボリューム満点!

 

きれいなものに溢れて溢れた物語⒐
語り部&パフォーマンス&リズムアクター 衣装たち

 

ツミが去り、ショートカットの女の子と帽子の男の子が登場、持ち込んだラジカセから流れてくる自己紹介。メロディに合わせて踊り、リズムを奏ます♪

 

バレリーナ人形の“ラセン”
お衣装が黒いコルセットスタイルのビスチェにチュチュ。大人っぽくもあり、リボンやフリルが少女風でもあるデザインが素敵です。
オルゴールに合わせてクラシカルに踊るラセン、黒鳥なんですね。
一転、相棒ドンパカのパーカッションリズムに合わせてのプリミティブ風キレキレダンス。ここに加わるテルテルの手動ライト☆演出が細かい〜

ラセン役 : miotcheryさん(ダンス/ジャズ・モダン等)

 

“ドンパカ” の自己紹介
ご自慢の赤いジャケットに手を当てて一礼。挨拶と微笑みがステキなお人形。
アンデルセン作品 “すずの兵隊” の片脚の兵隊人形に似ているな、バレリーナ出てくるしね。

《リズムアクター》
ドンパカ役:山﨑大輔さん(ドラム・パーカッション等)


ドン↗パカ↘ と ダイ↗スケ↘ アクセントが一緒なの、リズムアクターにネーミングがぴったり!


余談なのですが、ドンパカに凄く既視感を覚えました。「何だろな?誰だろな?」と思いを巡らせ……浮かび上がりました!
バケットヘッド!!”
帽子の印象と色白のお顔だったから連想されたんだと思います。似ていませんかね???

 


帰りに見送ってくれる人形たち
おぼんろ公式Twitterより

  

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ツミの驚きの告白に、テルテルの宣言後、
パズルチーム(ギュウギュウ)と テルテル ハシコロゲ シャグベール ラセン ドンパカ キュルタムと一緒にアンコ 熱唱。豪華です
・倫平さん
歌詞の人形焼きの心情と曲のポップさを、歌い上げるのがハシコロゲ過ぎてうまい。中味は餡子一択!
・拓馬さん
めちゃくちゃ楽しそうに歌ってる!皆をリードしたり、ノせるの上手だし、伸びやか!さり気なく驚きました。

 

 

しっかし、テルテルすごいなー
ツミとあのやり取りした後に、アンコ歌って、一人語り&キボリの話し聞いて、なんか巻き込まれて助けたついでに予言どうりになるってゆう。内容ギュウギュウに詰め込まれていますよね。

 

これって、皆が皆 それぞれが何処かでってことなんですよね?
ツミはツミで
キボリはキボリで
チョキはチョキで
ハシコロゲはハシコロゲで
シャグベールはシャグベールで
皆が皆、ギュウギュウ詰めまくり。


(語り部の皆さんは、2時間40分ほぼ出ずっぱり)

 

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告白の間 での、ツミの秘密。

ツミはああ言っていたけれども、舌の根も乾かぬうちに「なんてね!」って舌をぺろっと出して言いそう。

 


ドルグーミンのツミは実はツミ作のツミです!!なんて!!!

 

だって、その告白を信じたらキャガプシーのあのツミは、自分の最後までにしっかり準備して、用意して 、上手にバトンタッチして一人で旅立ったって事?

 

どんな想いで全部実行したのよツミーーー!!!!

 

 


到底受け入れられませんよ!私は!
「おい、ネズミ!」
って筋違い、お門違いでもネズミに文句をいたくなるわ
「アンタ、人間の習性よく知ってるでしょ!」って
「隣にいる人みて、この先を想像すればわかるでしょーが。アンタは目が見えるんだから、ツミの事見て月日が経ったのわかるでしょ!」

 


嗚呼ーでもドルグーミンのツミの告白が本当だとしたら、キャガプシーのツミの行動は“キンキラキンのラブ”なのね……
“自分の為に” じゃなく、“遺される相手への為”
なかなかできる事じゃないと思うんです、これ……。ツミの想い……。

 


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あまりにも哀し過ぎるから、観たあとしばらくはあのドルグーミンの地下室は、ファンタジー強めのパラレルワールドの話、キャガプシーの平行線上の世界、もしかしたらあるかもねの世界。って事で受け止めました。

 

時間が経って、ちょっと受け入れられるようになって、ツミの秘密が本当でキャガプシーの延長線上にある世界だとしたら…


あのツミ作のツミちゃんの告白、ネズミに抱く想いはこれもまたつらいよ

 

だって、ツミじゃないけど、ツミだもの
ツミちゃん

 

そりゃあ、かなりの割合でツミを引き継いでいるでしょう ツミちゃん。でも、どうやら自分の部分もあるんだよね。ツミちゃんの“個”の部分。

 

 

なんだかキャガプシーの“ネズミ”と“ウナサレ”の関係、「微妙にシェアしている、が故により悲しい」を思い出すわ。

 

 

 

そうすると、
ツミちゃんの中身は……?

 

 

ツミの髪の毛だよね。
溜めていたんだよね。
「穢れ」じゃなくて、「想い」の詰まった髪の毛…

 


でも、ツミちゃんも生み出してくれだなんて、人形からはお願いしてないもんね。キャガプシーだってそう。しかしながら、ツミが最後に創った人形が、悲しい思い出の“ウナサレ”じゃなくて、願いを込めた“ツミ”と言うのはちょっと救いではある(つくられた人形の方にはアレコレ思うところあるとは思うけれど)。

 

 

“限りがある” という大前提の生み出し・生み出され
ネズミとツミちゃんは?限りがないの?
“限りがない” ほうが辛そうよ

 


はあぁああぁーーー


【 幕間の物語 】

 

凄いよ

 

 

まさか、本公演の『キャガプシー』との関係が言及は多くは無いのに、深いところであれこれ繋がっている

やはり、葛西臨海公園と王子は地底でつながっているのかな?

 

 

 

 

めぐみさんの “ツミ”
『キャガプシー』では、娘(むすめ)感つよくて、精神的にも物理的にも自立していなかった(盲目になってしまった経緯はあるけれど)のが、今回めちゃくちゃ“他”を受け入れる強さ・深さ・厚みが付いていて、別人の様な(ある意味そうなんだけども)ツミも良かったです。何より元気だし、明るいし、よく笑うし、人形たちといるのが幸せそう。そのお姿だけでも充分嬉しい。

ツミがツミのまんまでも、
ツミ作のツミちゃんだったとしても、
『かげつみのツミ』ドルグーミンの地下室に来られて会えて良かったです。

 

 


〜つづく〜