アレヤコレヤの散文 あたまのなかの引き出し ソレトこれがつながる

江戸川乱歩 と 伊坂作品一つ

借りてきました江戸川乱歩 たまたま平置きデザインよし

桜庭一樹湊かなえ 人気作家の選集ランポ

桜庭一樹江戸川乱歩傑作選 獣

湊かなえ編 江戸川乱歩傑作選 鏡

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ハタチ前にバイト先の先輩リッちゃんがサブカルチャー好きな人で乱歩の短編集と太宰治の短編集文庫本貸してくれたの

それが、バブル期なのに黄ばんだ裸の古い文庫本で、そういう匂いも含めて良かったのよ~でも、その読書で二人の作家の印象は手に入れたのだけど、肝心の作品についてが残らなかった、特に乱歩

人間椅子はイメージで聞きかじっていたよりもしっかりと書き込まれた作品だなと

(太宰は人間失格読んだら死にたくなるってなんだか風評があって、読んだら全然面白くて、人物像も構成も語り口も、さすが後世に残るだけあっておもしろいから、こちらも人の感想だけを自分のものにしないで、自分自身で読まないといけないな!と強く思った貴重な読書体験)

それ以外の作品は何が収録されていたかサッパリ 多分初期の作品と思う

 

この獣編の編者解説に乱歩の作品の流れが書いてあって とても「なるほど!知らなかった!」でした

(小学生の頃やっぱり高学年になると怪人二十面相明智小林少年もの図書館で読む子いたけど、私はあのカラフルな表紙でもうやられて手に取りたくなかった鍵っ子には怖い)

 

で、乱歩にはハタチ時はハマらなかった!

 (もっと大人になってから、何故か横溝正史読んだらこれはハマった!映画化された代表作群をちゃんと読んだら、普通にしっかりした推理小説で文章も好み 金田一シリーズね

1番好きな作品は短編の『湖泥』本当これよい 普通に小説として 金田一では『悪魔の手毬歌』殺人の仕方なさ、回避出来ない理由なうえトリッキーで情緒豊かな人間描写

初期の方が好きで、後の方は人気の惰性っぽくて?だけども)

 

 

乱歩 面白かった 今読んでみて

この機会をくれた花組芝居に感謝

 

歳のせいか『回転木馬』がホッとして、あの時代の市井の人々の様子が垣間見れて好きでした

 

乱歩先生 人が死ぬ(殺される、または殺人の)動機を、とても丁寧に記述するんだよね ある意味ネチネチと

でも、当たり前だよね 命だもの嫌な奴でも、人権は、生きる権利はあるもの 嫌味な奴でも

かなり、何故そうなのか?の方をくどくど書き記すのが面白いし、上手い 筆が生き生きしてるのは癖についての部分だけど 主に覗き/隙見 空想 理想

 

WW1とWW2の間から戦中戦後で、いろいろ悲惨さやエグさや貧しさや検閲やあったとおもうけど、後世にここまで残って、これだけ作品が愛され上演されるって凄い! 

 

 

今は(いつの世もとは思うけど 現実は小説よりも奇なり)現実が凄すぎて、小説も奇をてらうような設定や非常に非情な暴力で、動機とか理由がおざなりな、ホントにサックリ人が死んだり、殺されたり、な小説が多い

 

 

伊坂作品は『ラッシュライフ』a life

モチーフにエッシャーの絵があって中扉にも印刷されている

 

この絵の肝は視点 それがポイントでだまし絵になっている

この小説も六面体 天井、床 左右 前後みたいに、登場人物それぞれから見る物語り、その視点から見える風景

エッシャーの絵、本当はグルグル回廊を同時に登ったり降りたり出来ないのに、この小説はグルグル繋がって行くようになっている

 

構成は凝っているし、伊坂作品といえば時間軸と同時進行

解説の方書いてたように、映画作品タランティーノ、ノーラン監督作品みたいなとこ

確かに、あの映画手法を文章に落とし込んでる感は感じる

バラバラな個々が関係性を持つ というか持たせて話を転がす

私は『スナッチ』思い出した ガイ・リッチー監督

オチの部分かな

 

でもでも、やっぱり 女の人がまたあるパターンの元に屈している人が初っ端から出て来て げんなり

そういう癖(へき)なのかな?

大学生の普通の男子も何故か押し切られるタイプ

ひたすら仕事が出来る寡黙なる大人の男

 後はステレオタイプな人物像がごろ(ブランド女)ごろ(負け犬オッサン)ごろ(パープリン若者)

そして無垢な動物はひたすら美しい

 

新興信仰団体は面白かった 不思議な教祖の人 もう異星人っぽいけど アメコミヒーローみたい

 

さあ、年末は伊坂作品読み倒して、サブマリン読むの

 

 

追記 20/12/2017

ラッシュライフ文庫版平成17年 解説池上冬樹さんが面白い

■引用される映画と小説の“倫理”/作品同士のリンク

“倫理”をめぐる葛藤 モラルの葛藤

私が合わない理由がこれに関わっているなと

この葛藤を描くために人物が陥る状況がきつい

 

小説読みながら、自分ならどうするか能動的に考えてしまう

受動的に読むだけでなく 何故なら、命に関わる状況だから

ちょっとの気の緩みや判断や迷いで一寸先は闇だから 現実社会が

 

だから、登場人物が動かない/わかっているけど動けない でも、最後には動く(そこにたどり着くまでの葛藤と勇気が醍醐味)のがどれも共通していて繰り返し多数あって苦手

 

 

今年は、ものの色々な捉え方について考えてる

①作品をみるとき受動的に受けとる場合と能動的に考えてしまう時がある 勿論、同時の場合もある

②俺たちのBL論内にある

ログインと非ログインの視点(サンキュータツオさんは、わかりあえないときや対立するとき大体、視点が違ったり、捉え方が違うということをわかりやすく分類したりして上手)

Twitterにあった映画鑑賞方法

ネタバレ/あらすじを知ってからみる楽しむ人たちがいる

自分で2回見るのではなく、初見でストーリーを知っている上で、どのように表現するのかを予測したり それが思い通りだったり想像を超えたりを楽しむらしい

 

スターウォーズ 最後のジェダイの賛否両論

これから観るので愉しみ

超娯楽シリーズ大作の新作が公開されて、同時に体験出来るなんて幸せ